カフェインを一切含まない「ノンカフェイン」の飲み物が人気を集めています。
ノンカフェインのお茶にはたくさんの種類があり、水分を補えるだけでなく健康や美容に効果があるものも多くあります。
本記事では、目的別にノンカフェインのお茶を紹介するとともに、カフェイン摂取のデメリットや摂取制限によるメリットを解説します。
【目的別】種類豊富なノンカフェインのお茶
まずは、「ダイエット」「花粉症・アレルギー」「冷え改善」「美肌」にカテゴリーを分けて、ノンカフェインのお茶を紹介します。
ダイエット目的の場合
ノンカフェインのお茶のなかには、ダイエット効果が期待できるものもあります。
「脂肪・糖の吸収を抑える」「脂肪の消費を助ける」「むくみを改善・予防する」「便通を改善する」といった、ダイエット効果が望めるノンカフェインのお茶を見ていきましょう。
杜仲茶(とちゅうちゃ)
中国原産の「トチュウ」の若葉が使用された健康茶です。脂肪の消費促進や脂肪の吸収抑制、便通改善、カリウムによるむくみ改善効果が期待できます。
また、杜仲茶に含まれる「アスペルロシド」には内臓脂肪を減らす働きがあることもわかっています。
ルイボスティー
南アフリカ原産の豆が使用された健康茶です。カリウムが豊富に含まれているため、むくみの予防に役立ちます。また、ルイボスティーに含まれるポリフェノールには、脂肪燃焼を助ける効果も期待できます。
ごぼう茶
ごぼうが使用された健康茶です。ごぼう茶に含まれる「イヌリン」という食物繊維は、糖の吸収抑制やむくみ・便通改善をサポートします。
花粉症・アレルギー対策の場合
花粉症などのアレルギー症状の原因は「ヒスタミン」という物質が分泌されることです。ノンカフェインのお茶のなかには、ヒスタミン分泌抑制作用が期待できるポリフェノールを含むものもあります。
ルイボスティー
ポリフェノールを多く含むルイボスティーは、花粉症やハウスダストなどのアレルギー症状の緩和に役立ちます。
甜茶(てんちゃ)
甜茶とは甘いお茶のことを指しますが、なかでも甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)が使われたお茶は花粉症対策におすすめです。
冷え改善目的の場合
ノンカフェインのお茶のなかには、血(けつ)の巡りをよくし、冷えを改善するものもあります。
黒豆茶
黒豆から作られた健康茶で「アントシアニン」というポリフェノールが豊富に含まれています。アントシアニンは抗酸化作用だけでなく血流改善作用を持つため、血の巡りをよくして体を温めます。
ジンジャールイボスティー
ショウガとルイボスティーが合わさったブレンド茶です。体を温めるショウガと発酵茶であるルイボスティーでダブルの温活効果が期待できます。
美肌目的の場合
美肌を目指したい場合は、ビタミンCやポリフェノール、糖化を予防する成分が含まれているお茶を選びましょう。
ドクダミ茶
ドクダミには抗糖化作用による肌の老化予防効果が期待できるほか、利尿作用による体内の余分な水分や塩分の排出があるとされています。
カモミールティー
カモミールには「カマメロサイド」というポリフェノールが含まれており、抗糖化作用と抗酸化作用によって美肌づくりをサポートしてくれます。
柿の葉茶
柿の葉茶には、抗酸化作用のあるポリフェノールのほかビタミンCが豊富に含まれています。柿の葉茶に含まれるビタミンCは緑茶の約20倍もの量で、シミやそばかすの予防が期待できます。
カフェインが体に与えるデメリット
カフェインは集中力を高める、脂肪燃焼をサポートするといったメリットもありますが、いくつかのデメリットもあります。