栄養ドリンク、どの種類を選べばいい?薬剤師が教える“おすすめ成分”

 勉強に仕事、家事、育児で疲れたとき、栄養ドリンクやエナジードリンクを飲む人も多いかと思います。即効性は期待できますがあくまで体力の前借りということで、後から疲労感がドッと押し寄せてくることも。

 それでもブースト効果に頼りたいときの栄養ドリンクの選び方を、クオール株式会社で全国の薬剤師の育成を行う薬剤師・長沼未加さんが解説します。

栄養ドリンクには「医薬品」と「食品」がある

「栄養ドリンクは、錠剤や顆粒の栄養剤に比べて、成分の体内吸収が早いので即効性を期待するときに向いています。配合成分の内容や容量の違いによって、法律で医薬品と食品に分類されています。ただし選ぶときは、分類に関係なく自分の体調や疲労度、使いたいシーンに合わせた選び方をするのがいいでしょう。注意したい点は、特に医薬品や医薬部外品は多量に飲んだり、常用すると成分の過剰摂取となり、健康に悪影響を及ぼすことがあります。あくまでも非常時の1本と考えておきましょう」(長沼さん)

 食品分類の栄養ドリンク。有名なところだとポッカサッポロフード&ビバレッジの『キレートレモン クエン酸2700』などがそれに当たります。

医薬品

医薬品(第2類医薬品、第3類医薬品)

 厚生労働省が許可した、病気の治療を目的とする有効成分の効果が認められたもの。栄養ドリンクはドラッグストアなどで購入できるOTC医薬品(※)。

(※)処方箋なしで薬局などで購入できる薬のこと

医薬部外品

 厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定量配合されたもの。

指定医薬部外品

 もともと医薬品として販売されていたが、2009年薬事法改正による規制緩和にともない、医薬部外品として販売されているもの。

食品

保健機能食品

└栄養機能食品

1日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、その補給を補完するもの。補完のために利用できる食品、栄養成分の機能を表示する。個別の許可申請は行う必要がなく、自己認証制度。

└特定保健用食品 (トクホ)

健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、機能の表示が許可されている食品。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可する。

└機能性表示食品

事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能を表示した食品。販売前に、安全性及び機能の根拠に関する情報など消費者庁長官に届出を行う。

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その他健康食品

 法律の定義はなく、健康の保持増進を資する食品。

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